ブログ

割とコンピュータよりの情報をお届けします。

2019年03月16日

Ubuntu 16.04-17.04世代のMondo Rescueのインストール

Ubuntu 16.04-17.04世代ではすでに,
Mondo Rescueを使う場合にはdebパッケージではなく,使える状態にするのは自分の責任で行うことが推奨されるレベルになってしまったようである.
できないようであれば,商用のバックアップソフトのインストールが強く推奨される.
ただし,商用のソフトなどいくらするのか...

一応Mondo RescueのパッケージはUbuntuのレポジトリにあるらしいが,すでに10.04くらいの時にすでに依存関係が壊れていて実質使えない.
すでに,Ubuntu用はユーザーが必要に応じてソースから用意すべきソフトに変わっている.

ただし,少し前までは公式のhttp://www.mondorescue.org/に各ディストリビューション用にレポジトリが公開されていて,sources.listをインポートして,GPGキーもインポートすれば使えていた.
最近,キーの形式が変更になったためと思われるが,キーのインポートを行っても,
W: GPG エラー: ftp://ftp.mondorescue.org 8 Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY 6BA8C2D220EBFB0E
とでるようになってしまった.
Mondo Rescueの主開発者は不足しており,あらゆるディストリビューションに対して最適なパッケージ提供を行えない状況が発生しているようである.18.04向けなどは提供されていない(提供されるかどうかも開発者の負荷次第とみられるがCentOS/Fedora向けrpmは優先的に取り組んでいるとみられる).

こうなると,apt-getのインストール機能は大抵いうことを聞いてくれなくなる.
一応どうしてもMondo Rescueを使用したい方ように参考ページを紹介 しておく(mondo resucue ubuntu 16.04 (mint linux18)install
たぶん,タイプミスと思われる点があったので,少し直す.(16.04は適宜読み替えて)

# wget http://www.mondorescue.org/ftp/ubuntu/16.04/mondorescue.sources.list
# sudo mv ./mondorescue.sources.list /etc/apt/sources.list.d/
# sudo apt-get update
# sudo apt-get install mondo

(2行目は参考ページではcatを使っているのだが本当はファイルに書き出す「>」などがいるようなきがする)
ただし,どうもこれだけでインストールできない.
afio, gzip, mkisofs, genisoimage, xorriso, isolinuxもインストールしておいてほしい.
適宜 sudo apt-get -f installを使用することを合わせて実施願いたい.
さらにこれでもインストールはうまくいかない.
最後にどうしてもインストールに問題が残った場合には,
ftp://ftp.mondorescue.org/ubuntu/**.**/
からmindi-busyboxやmindiやmondoを手動でダウンロードして
sudo dpkg -iで個別にインストールされたい.

すべてインストールしたら,/etc/apt/sources.list.d/mondorescue.sources.listはこのディレクトリから取り除いておくことをお勧めする.
mondoarchiveを実行できない場合にはインストールに失敗しているか,何かがふそくしていると思うのでsudo dpkg -iなどで不足分をインストールしていってほしい.

実際に使ってみるとわかるが,さらに参考「VPSをMONDO RESCUEでバックアップ」の最後の方の/etc/mindi/mindi.confの編集で
「EXTRA_SPACEとBOOT_SIZEを大きめにする」も実施が必要.

≫ 続きを読む

2019/03/16 コンピュータ   TakeMe